矯正歯科で
美しく!健康に!
矯正歯科とは、歯並びを矯正する診療科目のことです。
歯並びを整え見た目を改善するだけでなく、
咬み合わせを改善することで全身とのバランスを調整したり、
発音障害を改善したりすることもできます。
また、歯並びを矯正することでブラッシングによる磨き残し箇所が少なくなり、
健康な歯を維持することにも効果があります。
歯並びの分類
凹凸の歯
正式名称は叢生(そうせい)といいます。
歯がデコボコに生えたり、歯の生え方が不揃いな歯並びの状態をいいます。昔と比べ、現在の子は顎が小さくなっていると言われているので、現代の子に多い歯並びです。
開咬
奥歯で咬んでも前歯は咬んでおらず、上手く咬めない、また口が閉じにくい状態をいいます。おいしいステーキを食べても、前歯でお肉が咬みきれません。舌癖(舌を咬んだり食物を飲み込む時に舌がでる)や、指しゃぶりなどの癖、呼吸器系の病気が原因です。このような場合、骨格的に問題があるケースが多々あります。奥歯(小臼歯)を抜いて治療する事が多いです。また、M.F.Tという顔の筋肉のトレーニングをおこなうこともあります。
すきっ歯
空隙歯列(くうげきしれつ)といいます。
歯と歯の間が空いている状態をいいます。歯そのものが小さかったり、顎が大きかったりと歯に対して顎が大きいことが原因で起こります。
受け口
下顎前突(かがくぜんとつ)といいます。
下顎が上顎より前に出ている状態のことを指します。 一般的に「受け口」と呼ばれています。下顎前突は反対咬合と呼ばれるように反対になっています。 そのため下の前歯が上の前歯を突き上げてしまいやすくなるなど、全体的に負担のかかる噛み合わせになってしまいます。
出っ歯
出っ歯と呼ばれる歯並びです。
上の歯が前に出ている噛み合わせのことをいいます。別名、上顎前突(じょうがくぜんとつ)と言います。上の前歯が飛び出ていて、口が閉じにくかったり、笑うと上の歯ぐきが出てしまうことが多いです。上の歯が出ていると、噛み合わせが深くなり、下の前歯が見えなくなって、顎のぐあいが悪くなる場合もあります。前歯が出ているため、歯ぐきが乾いて歯周病にもなりかねません。下顎が小さいことは、呼吸器系の病気の原因にもなります。
過蓋咬合
過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。
上の前歯が下の前歯に深くかぶさっているような噛み合わせです。人によっては下の前歯が上の前歯に重なって見えないこともあります。顎の動きに制限が加わり顎の関節を痛めたりすることもあります。
矯正治療の流れ
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Step1初診カウンセリング
治療の概略・期間・費用、装置の種類などについてご説明いたします。(所要時間:1時間程度)
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Step2精密検査
歯型の採取・レントゲン検査(口腔内・頭顔面)、写真撮影(口腔内・顔貌)などを行います。(所要時間:1時間程度)
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Step3診断
精密検査の分析結果をもとに、治療方針、治療計画をご説明いたします。(所要時間:1時間程度)
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Step4装置の装着
矯正装置を装着し、ホームケアのコツや、装置の取り扱い注意事項についてご説明いたします。抜歯が必要な場合は装着する前に行います。(所要時間:1時間~1時間半程度)
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Step5定期通院・顎間ゴム装着
本格的な矯正:1~2か月に1度の調整(所要時間:1時間程度)
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Step6治療終了・保定
装置を外します。きれいに並んだ歯が元に戻らないように保定装置を装着し歯並びを安定させます。保定期間:2年間3~5か月に1度の検診。(所要時間:20分程度)
当院で取り扱う
矯正治療の種類
当院ではラビアル矯正という矯正を行っております。
この矯正治療は一般的に用いられる「ワイヤー矯正」と同じです。
歯にブラケットという矯正装置を装着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を正常な位置へ動かしていきます。
クリアブラケット
クリアなブラケットです。
クリアブラケットの
メリット・デメリット
Meritメリット
- ブラケットが透明なので目立ちにくい
- 金属アレルギーでも安心して装着できる
Demeritデメリット
- メタルブラケットより費用が掛かる
治療回数 | 24回~30回 |
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治療期間 | 24か月~30か月 |
治療間隔 | 1か月~2か月に一度 |
矯正治療の費用
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初診相談料¥2,200
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精密検査・分析診断¥55,000
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基本料¥693,000
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処置料(歯のクリーニングを含む)¥4,950
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保定料(歯のクリーニングを含む)¥2,200
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保定装置料上顎・下顎 各¥14,300
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クリアブラケット(抜歯)¥55,000
(非抜歯)¥66,000 -
【オプション】
矯正治療を行うための抜歯
(便宜抜歯)¥11,000/歯 -
【オプション】
舌機能訓練¥27,500 -
【オプション】
インプラントアンカー¥22,000/本
矯正歯科に関する
よくあるご質問
必要のないケースで抜歯したり、無理に非抜歯で治療を行うと、治療結果や治療期間に悪影響をおよぼす場合がありますので、患者様の状態をしっかり見極めたうえで一緒に最善の治療計画を立てていきます。
白色にコーティングしたワイヤーを用いることもできます。治療内容によっては、メタルのワイヤーになることもありますのでご了承ください。
尚、矯正治療費は、医療費控除の対象です。申請によって、税金が還付されます。
矯正歯科担当医
九十九 かずよ
略歴
- 1998年
- 大阪大学歯学部卒業
所属団体
- 日本矯正歯科学会
- 日本成人矯正歯科学会
- 近畿東海矯正歯科学会
- 日本アンチエイジング歯科学会認定医
趣味
美術館・城巡り 読書 生け花(嵯峨御流 正教授)
メッセージ
当院では、安心して矯正歯科治療をお受けいただけるように、
・わかりやすい説明
・丁寧できめ細やかな診療
歯並びのお困りごとやご不安な点について、お気軽にどうぞお聞かせください。
矯正治療の
主な副作用・リスク
当院では、矯正治療を行う上でのリスクや副作用につきましても十分にご理解を頂いた上で、治療を進めてまいります。
矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。
※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- 治療中は、矯正装置による違和感や歯の移動に伴う痛みが出ます。数日~1週間ほどで慣れることが多いです。
- 歯の動きには個人差があり、動く速さは実際に治療を始めてみないと判断が出来ません。
動き方によっては、当初予定していた治療期間が延びる可能性があります。 - 装置が当たり頬粘膜、口唇、舌などに口内炎ができることがあります。
口内炎用塗り薬やカバー用ワックスで対処します。 - 取り外し式装置の使用状況、顎間ゴムなどの補助器具の使用状況、定期的な通院、歯磨きなど、矯正治療には患者様のご協力が不可欠です。
これらは治療結果や治療期間にも影響を及ぼします。 - ワイヤー装置などで治療を行う場合、装置まわりにプラークが溜まりやすくなります。
虫歯や歯茎の腫れ(歯肉炎)のリスクが高まりますので磨き方、磨く時間、使用する歯ブラシの種類、洗口液の使用などが重要です。
また、歯が動くと今まで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより、歯根の形が変化したり、長さが短くなることがあります(歯根吸収)
- 歯を動かすことにより、歯茎が下がり、歯と歯の間に隙間が生じることがあります(ブラックトライアングル)
- ぶつけたことがある歯や、神経を取る治療を受けたことがある歯は、骨と癒着して歯が動かないことがあります(アンキローシス)
- ごく稀ですが、歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が壊死することがあります。歯自体が壊死するわけではありません。
- 金属アレルギーがある方の場合、アレルギー症状が出ることがあります。アレルギーがある方はあらかじめお申し出ください。場合によっては、アレルギー検査を受けて頂くことがあります。
- 治療中に「顎関節の音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。症状によっては、矯正治療を中断して顎関節症の治療を行います。
- 治療の進捗状況により、当初予定した治療計画を変更する場合があります。
- 治療中に、歯の形を修正したり、噛み合わせの調整を行う場合があります。
- 矯正装置が外れた場合に、装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す際に、歯の表面(エナメル質)に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する場合があります。
- 歯を動かす処置が完了した後、保定装置を正しく使用しないと後戻りが生じます。
- 歯を動かす処置が完了した後、現在の噛み合わせの状態に合ったかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせに変化が生じる可能性があります。
- 治療終了後に親知らずが生えてきて、前歯などにデコボコが生じる可能性があります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- 加齢や歯周病の進行などにより歯を支えている骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことは困難です。
矯正治療は年単位の長期的な治療です。あらかじめ上記内容につきまして十分にご理解の上、治療をお受け頂くようお願い致します。