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歯周病研究論文

歯周病治療・歯周病研究 論文紹介001(no.001-005)

No.005

Number of Teeth as a Predictor of Cardiovascular Mortality in a Cohort of 7,674 Subjects Followed for 12 Years

Anders Holmlund, Gunnar Holm, and Lars Lind

Journal of Periodontology
2010, Vol. 81, No. 6, Pages 870-876

7674人(男性3300人、女性4374人、20-89才、期間は12年(中央値))を対象に口腔内状態と、死亡原因との関係について調べた。残存歯数は、全ての疾患および心血管疾患と冠状動脈性疾患での死亡率との統計学的な依存性があったが、脳卒中では関連がみられなかった。10歯以下の冠状動脈性疾患(CHD)患者は、25歯以上の同疾患を持つ患者に比較して、7倍の死亡リスクがあった。しかし、深くなった歯周ポケットの歯数やプロービング時の出血は死亡率との依存的な関連を見いだせなかった。

No.004

Assessment of Total Antioxidant Capacity and the Use of Vitamin C in the
Treatment of Non-Smokers With Chronic Periodontitis

Ali E. Abou Sulaiman and Rana M.H. Shehadeh

Journal of Periodontology 2010, Vol. 81, No. 11, Pages 1547-1554

非喫煙歯周炎患者さんの血漿中の抗酸化能力は、コントロールとした健常人に比較すると低下していた。そして、歯周病患者さんに歯周病治療を行うと抗酸化能力が回復した。しかし抗酸化作用のあるビタミンCを歯周病治療に用いても、その抗酸化能力回復は増強されなかった。歯周病治療におけるビタミンCの応用については、さらなる検討が必要である。

No.003

Effect of Smoking on Early Bone Healing Around Oxidized Surfaces: A Prospective, Controlled Study in Human Jaws

Jamil Awad Shibli, Adriano Piattelli, Giovanna Iezzi, Luciana Ap. Cardoso,
Tatiana Onuma, Paulo Sergio Perri de Carvalho, Susana d’Avila, Daniel S.
Ferrari, Carlo Mangano, and Elton Goncalves Zenobio

Journal of Periodontology 2010, Vol. 81, No. 4, Pages 575-583

喫煙者と非喫煙者における、酸化チタン型インプラントの骨結合に及ぼす影響について組織学的に検討した。喫煙は、酸化チタン型インプラントと骨との初期結合に有意な差を持って悪影響を及ぼすことが明らかになった。

No.002

Journal of Clinical Periodontology

2010, Vol. 37, 9, pages 812?817

Vaccination of mice with Porphyromonas gingivalis or Fusobacterium nucleatum modulates the inflammatory response, but fails to prevent experimental periodontitis

David Polak, Asaf Wilensky, Lior Shapira, Ervin I. Weiss, Yael Houri-Haddad

P.gingivalis(Pg)やF.nucleatum(Fn)感染で生じる局所の皮下炎症反応や歯槽骨吸収の変化に及ぼす、両細菌によるワクチン効果を評価した。PgあるいはFnいずれかの予防接種はマウスに特異抗体の産生を促した。PgあるいはFnいずれか一方の細菌で予防接種を行うと、両細菌の混合感染の後に、予防接種を行わなかったマウスに比較して、TNFレベルが減少した。しかし、予防接種は細菌混合感染による歯槽骨吸収レベルを変化させることはなかった。これらの菌による予防接種は、特異抗体産生を促し、炎症は抑制するものの、両細菌感染による実験的歯周炎の進行を、防止あるいは減少させることはできなかった。

(P.gingivalisとF.nucleatumは歯周病原性菌と考えられている)


No,001

Journal of Periodontology

2010, Vol. 81, No. 6, Pages 870-876

Number of Teeth as a Predictor of Cardiovascular Mortality in a Cohort of 7,674 Subjects Followed for 12 Years

Anders Holmlund, Gunnar Holm, and Lars Lind

7674人(男性3300人、女性4374人、20-89才、期間は12年(中央値))を対象に、歯周病専門医が口腔内状態を調べ、心血管障害による死亡原因との関係について調べた。残存歯数は、全ての疾患および心血管疾患と冠状動脈性疾患による死亡率との間に統計学的に有意な依存性を認めたが、脳卒中では関連がみられなかった。残存歯10歯以下である冠状動脈性疾患(CHD)患者は、25歯以上の同疾患を持つ患者に比較して、7倍の死亡リスクがあった。しかし、深くなった歯周ポケットの歯数やプロービング時の出血は死亡率との統計学的に有意な関連を見いだせなかった。(2010.12.26記載)

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